SSブログ

長い間お世話になりました [その他]

ssブログが3月で終了となり、私もこれを機会にやめることに致しました。

約18年間、この間、色々な事がありました。楽しい事も辛いことも^^

始めたきっかけは、足の小指を骨折し一ヶ月出かけられなくなり、息子が「ブログ

というのがあるけど、やってみない?若い時から写真を撮っていたから大丈夫だと

思うよ」と。それまでフィルムでしか写真を撮っていなかったので、フィルムがいらな

い、しかも何度も消したり出来る、夢のようなカメラが出来た事を知りました。

皆さんのお写真を拝見して、バックがぼかしてあるので、どうすればこのように

撮れるのかと...。それには一眼カメラが必要だと分かりました。

そして今はカメラが重く感じられて、ミラーレスになりました^^



ブログを始めた時のタイトルは「茶花と山野草」でした。

その頃は茶道教室を開いていましたので、毎月のお道具組みをアップしていました。

2006年の12月のお稽古。  12月14日は赤穂浪士の討ち入りの日。

その時の趣向で、お道具を取り合わせてみました。

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「無事」毎年暮れにかける掛軸ですが、この時は「無事」に本懐を遂げるという意味で使いました。



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お花は「土佐水木の照り葉と椿の初嵐」
花入は桂籠ですが、これは吉良上野介の首に見せかけてこの籠を布に包んで運んだと
言われています。 本当の首は奪われてしまわないようにそっと運んだそうです。

本来籠の花入は冬には使わないのですが、この趣向の時だけ使います。



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水指は備前の種壺
茶入れは文林
主茶碗は三嶋暦手



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薄茶器 真塗の「吹雪」
替茶碗は「金地 雪笹」  京焼 加藤如水
討ち入りの時は雪が降っていたとの事で、この茶碗を使いました。



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香合「木守」
柿は全部取らずに一つだけ残すと言われていますね。



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主菓子「山川」
お互いの合言葉が「山「川」だったそうです。



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炉のお釜から聞こえる「松風」(湯が沸る音)


そして、お花ですが、茶花を主として育てていましたので、椿が多かったのです。

ブログのお陰で新しい世界を知ることも出来ました。見たこともないお花にも出会えま

した。素晴らしいお友達にも恵まれました。

この楽しかった思い出を胸に、これからもお花を育て、今まで通り写真を撮っていきた

と思っています。

本当に長い間お世話になりました。心からお礼申しあげます。

皆様のご健康をお祈りし、最後のブログと致します。



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